28万葉集の花
万葉集で水葵(みずあおい)を詠んだ歌 万葉の時代は、菜葱(なぎ)と呼ばれています。 菜葱(なぎ)は、ミズアオイ科の水葵(みずあおい)、小菜葱(こなぎ)のことです。 万葉集/巻16-3829 作者/長意吉麻呂 醬(ひしお)酢に 蒜(ひる)搗(つ)き合(あ)へて 鯛願ふ 我(…
万葉集で芙蓉(ふよう)を詠んだ歌 万葉の時代は、「翼酢・波禰受(はねず)」と呼ばれています。 万葉集/巻11-2786 作者/不明 山吹の にほへる妹(いも)が はねず色の 赤裳(あかも)の姿 夢(いめ)に見えつつ 【意味】山吹のように美しい あなたははねずの色をし…
万葉集で芹(せり)を詠んだ歌 万葉の時代も、芹(せり)と呼ばれています。 芹(せり)はセリ科セリ属の多年草です。日本原産で、7~8月頃に水田や小川近くの湿地に小さな白い花を咲かせます。 万葉集/巻20-4456 作者/薩妙觀命婦(さつのみょうかんみょうぶ) …
万葉集で紅花(ベニバナ)を詠んだ歌 万葉の時代は、紅(くれない)と呼ばれています。 万葉集/巻7-1297 作者/柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より 紅(くれない)に 衣(ころも)染めまく 欲(ほ)しけども 着てにほはばや 人の知るべき 【意味】着物を紅く染…
万葉集で萱草(かんぞう)を詠んだ歌 万葉の時代は、忘れ草(わすれぐさ)と呼ばれています。 カンゾウには、ノカンゾウ(野カンゾウ)、ヒメカンゾウ(姫カンゾウ)、ヤブカンゾウ(藪カンゾウ)などの種類がありますが、いずれもユリ科ワスレグサ属の植物です…
万葉集で桑(くわ)を詠んだ歌 万葉の時代は、「桑(くは) 」と呼ばれています。 万葉集/巻7-1357 作者/不明 たらちねの 母がそのなる 桑(くは)すらに 願へば衣(きぬ)に 着るといふものを 【意味】母の畑で大切に 育てた桑もお願いを すれば衣に着ることが で…
万葉集で露草(つゆくさ)を詠んだ歌 万葉の時代は、月草(つきくさ)と呼ばれています。 万葉集/巻4-0583 作者/大伴坂上家之大娘(おおとものさかのうへのおほいらつめ) 月草(つきくさ)の うつろひやすく 思へかも 我が思ふ人の 言(こと)も告げ来ぬ 【意味】ま…
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